令和2年
Ⅲ-8
v図に示すように、長さlの柱の両端を固定する。A点は上下に移動できる固定支持である。A点から柱の長軸にそって圧縮荷重Pが作用するとき、座屈荷重Pcrとして、最も適切なものはどれか。ただし、この柱の曲げ剛性をEIとする。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sf4944586e5afa2de/image/i11a1ee915b69f14f/version/1636348121/image.jpg)
解答
①
解説
[解くために必要な知識と周辺知識]
両端の支持方法のちがいを図8.1に示します。各支持方法での座屈荷重Pcrは次の通りです。
![図8-1](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=665x10000:format=jpg/path/sf4944586e5afa2de/image/i47a07c9b22c7b991/version/1636348237/image.jpg)
条件1 Pcr=π2EI/L2×(1/4)
条件2 Pcr=π2EI/L2
条件3 Pcr=π2EI/L2×4
条件4 Pcr=π2EI/L2×2.046
*この4つの条件は覚えておきましょう。
問題の場合、軸方向(伸び縮みの方向)のみに移動可能であるため固定端となります。
よって両端固定の条件3の式が答えになります。
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